彼女が欲しいと思うほどできない理由|目的が「彼女を作ること」になっていないか

一般向け

彼女が欲しい。

そう思って動いているのに、なぜかうまくいかない。むしろ、欲しいと強く思うようになってから、前より結果が出なくなった気がする。

これ、気のせいじゃない。

今回は、なぜ「彼女が欲しい」と思うほどできなくなるのか、その理由と対処法を書いていく。

焦りは、演技では隠せない

まず、はっきりさせておきたいことがある。

彼女が欲しい気持ちが強くなりすぎると、それは態度に出やすい。

本人がどれだけ隠そうとしてもだ。表情や声のトーン、話す速さ、質問の量、返信の頻度。どこかに出やすい。

しかも厄介なのは、考えないようにするほど考えてしまうことだ。

「ライオンは何色か考えるな」と言われたら、逆に考えてしまう。それと同じで、「彼女が欲しいと思わないようにしよう」と意識した時点で、そのことを考えている。

だから、気持ちを押し殺そうとしても意味がない。

じゃあどうするか。そもそも、何が問題なのかを分けて考える必要がある。

「彼女が欲しい」という目標は、持っていていい

先に言っておきたい。

彼女が欲しいと思うこと自体は、まったく悪くない。むしろ、持っていた方がいい。

この気持ちがあるから、緊張しても話しかけられる。勇気を出して誘える。断られる可能性があっても動ける。今までの自分ならやらなかった行動が取れる。

これは恋愛に限った話じゃない。仕事でも筋トレでも同じで、目標があるから、今の自分より少し背伸びできる。

だから「彼女はいらないと思い込め」みたいなやり方は、僕は勧めない。

昔は僕もそう考えていた。興味がないと思い込めば余裕が出る、と。でも今は違うと思っている。

それは要するに自分を騙すことだし、その状態で動いても、本気の一歩は出ない。目標まで消してしまうと、背伸びする理由もなくなる。

問題は、最終目標しか見ていないこと

じゃあ何が問題なのか。

最終目標だけを見て、目の前の現在地を無視することだ。

この状態になると、頭の中でこういう計算が走る。

  • 彼女にしたい
  • だから今日中に誘わないと
  • だからLINEを聞かないと
  • だから好意を伝えないと

全部「だから」でつながっている。今日という日が、最終目標に対する進捗確認になっている。

そして、この状態だと目の前の人が「その目標を達成するための相手」になる。

本人にそのつもりはない。でも見ているのは相手じゃなくて、自分の進捗だ。

当然、焦る。目標があって、それが今日も達成されていないんだから。

焦ると、段階を飛ばす

焦りが具体的に何を引き起こすかというと、これだ。

今の関係より、一段も二段も先の行動をとってしまう。

例えばこういうことだ。

  • まだ「会えば挨拶するだけ」なのに、二人で食事に誘う
  • まだ「少し雑談するだけ」なのに、恋愛の話を深掘りする
  • まだ「LINEを交換したばかり」なのに、毎日送る
  • まだ「グループで数回会っただけ」なのに、気持ちを伝えようとする

行動そのものが悪いわけじゃない。どれも、関係ができていればごく普通のことだ。

問題は、その行動をするには、今の関係がまだ一段手前だということ。

相手からすると、急に距離が縮まった感じがする。だから引く。

そうなると、その場の空気が変わる。相手が少し困った顔をする。

ここで、さらに悪いことが起きる。

焦っている状態だと、その反応を真に受けてしまう。急に口数が減る。笑えなくなる。次に会った時に話しかけられなくなる。

これが悪循環だ。焦って距離を詰める、相手が引く、それを見てさらに焦る、余計にぎこちなくなる。

職場や学校など、毎日顔を合わせる相手だと、これはかなりきつい。普通に会話することすらできなくなる。

余裕がないと、こういう形で出る

「余裕がある方がいい」というのはよく聞くと思う。

ただ、余裕がない状態が具体的にどう出るかは、あまり語られない。実際にはこういう形で出る。

付き合う前なら

  • まだ関係ができていないのに、何度も誘う
  • 返信が遅いだけで不安になる
  • 少しそっけない返事が来ただけで「嫌われた」と思う
  • 好きだという気持ちを、伝わるまで何度もアピールする

付き合った後なら

  • 相手が誰といるのか気になって、束縛したくなる
  • 返信がないと、何をしているのか考え続ける

形は違っても、根っこは同じだ。

「この人を失いたくない」が、生活の中心になりすぎている。

そして、ちょっと気に触ることを言われただけで真に受けたり、凹んだりする。この揺れ幅の大きさが、そのまま余裕のなさとして出る。

目標・現在地・今日やること、を分ける

ここが今回の本題だ。

焦らないために必要なのは、目標を捨てることじゃない。目標と、今日やることを、分けて持つことだ。

こういう階層にする。

最終目標:彼女にしたい
現在地:まだ少し話す程度
今日やること:もう少し自然に会話できるようになる

最終目標は変えなくていい。持ったままでいい。

変えるのは、今日それを達成しようとするのをやめることだ。

現在地によって、今日やることは変わる。

  • まだ挨拶しかしていない → 挨拶に一言足せるようになる
  • 普通に話せる → 相手のことを少し知る
  • 仲良くなってきた → 二人で会う
  • 二人で会えている → 気持ちを伝える

この分け方をすると、何が変わるか。

今日の成功と失敗の基準が変わる。

最終目標だけを見ていると、今日連絡先が聞けなかったら失敗になる。でも現在地で見れば、今日普通に話せたなら、それは成功だ。

そして実際のところ、普通に話せる関係を作らずに、その先に進むことはできない。順番として、そこが先なんだから、そこに集中するのは遠回りじゃない。

その人一人に、生活を賭けない

もう一つ、焦りを減らす方法がある。

生活がその人中心になっていないか、を確認することだ。

朝から晩までその人のことを考えている。返信が来るかどうかで一日の気分が決まる。次に会う日のことばかり考えている。

この状態だと、どうやっても余裕は出ない。

仕事もある。友達もいる。趣味もある。その中の一つとして、気になる人との時間がある。このくらいの配分でいられれば、返信が半日遅れても「まあ忙しいんやろ」で済む。

これは「他の女性にも目を向けろ」という話じゃない。自分の生活をちゃんとやれ、という話だ。

余裕を作ろうとして何かを増やす必要はない。今やっていることをちゃんとやる。それだけで、その人だけを見つめている時間は自然と減る。

動くこと自体が、リスクを取ること

ここまで読んで、「じゃあ何もしなくていいのか」と思ったかもしれない。

違う。

恋愛では、こちらから動かないと何も始まらない。

そして、動くことには全部リスクがある。

  • 質問を一つするのもリスク
  • もう一歩踏み込んだ質問をするのもリスク
  • 連絡先を聞くのもリスク
  • 誘うのもリスク
  • 気持ちを伝えるのもリスク

大きさは違う。挨拶に一言足すのと、二人で会おうと誘うのでは、怖さが全然違う。

でも、リスクを避けることは、恋愛を避けるのと同じだ。

その怖さは、回数で変わる

ここで一つ、知っておいてほしいことがある。

最初は、連絡先を聞くだけでもかなり怖いと思う。断られたらどうしよう、気まずくなったらどうしよう、明日から顔を合わせられない、と考える。

でも実際に聞いてみると、断られることもあるし、逆に普通に教えてもらえることもある。

そういう経験が増えるほど、「聞いたら人生が終わる」みたいな感覚はなくなっていく。

堂々と動けている人は、最初から怖くなかったわけじゃない。動いた経験が積み重なって、前より動けるようになっているだけだ。

だから、今怖いこと自体は何の問題もない。

怖いまま、一回動く。その経験が、次の一回を軽くする。

そして、これも段階でいい。いきなり誘わなくていい。挨拶に一言足す、そこから始めればいい。小さいリスクから慣れていけば、大きいリスクも取れるようになる。

断られた時の態度で、その後の関係は変わる

そして、この記事で一番伝えたいのがここだ。

断られた時にどう返すかで、その後の関係は変わる。

例えば、ご飯に誘って断られたとする。

その時点では、相手にも理由がある。二人で行くことに不安がある。まだこちらのことをよく知らない。単純に予定が合わない。

ここで凹んだ態度を見せたり、しつこく食い下がったりすると、その不安は大きくなる。

逆に、こう返せたとする。

「そっかー。じゃあまた暇でもあったら行こやー」

これなら少なくとも、「断ったら急に態度が変わった」「しつこくされた」というマイナスは残りにくい。

そして、この積み重ねが信用になる。

信用がある相手と、信用がない相手。どちらとご飯に行きやすいか。答えは明らかだ。

ただし、頭で分かってても凹む

ここは正直に書いておきたい。

断られることを予想しておく方がいいのは間違いない。でも、予想しておいても、実際に断られたら普通に凹む。

僕もそうだ。「断られても失敗じゃない」と分かっていても、その場では普通にきつい。

それは何もおかしくない。

大事なのは、凹んだこと自体じゃない。その感情を理由に、相手へ変な行動をしないことだ。

凹んでもいい。ただ、そのショックで相手を責めたり、急に不機嫌になったり、食い下がったりしない。家に帰ってから「普通にキツかったわ」でいい。

断られること自体は失敗じゃない。断られた後の態度で関係を壊すことが、本当の失敗だ。

まとめ

  • 彼女が欲しい気持ちが強くなりすぎると、それは態度に出やすい
  • 「彼女が欲しい」という目標は持っていていい。それがあるから背伸びできる
  • 問題は、最終目標だけを見て、目の前の現在地を無視すること
  • その状態だと、今日という日が進捗確認になり、相手が手段になる
  • 焦ると、今の関係より一段先の行動をとってしまう
  • 行動が悪いんじゃない。今の関係がまだ一段手前なだけだ
  • 最終目標・現在地・今日やること、を分けて持つ
  • 生活がその人中心になっていないかを確認する
  • 動くことには全部リスクがあるが、その怖さは回数で変わる
  • 怖いまま一回動く。それが次の一回を軽くする
  • 断られたら普通に凹む。それはおかしくない
  • 凹んでもいい。ただ、その感情を理由に相手へ変な行動をしない

もし今、誰かのことで焦っているなら、一度だけ考えてみてほしい。

その人との関係は、今どのあたりにあるのか。

そして、今日やるべきことは、本当に今考えていることなのか。

最終目標は変えなくていい。変えるのは、今日やることの方だ。

好きな人の前だけ別人のようになってしまう理由については、こちらで詳しく書いている。
好きな人ができると別人になる男へ|恋愛で自滅する本当の原因

この記事を読んで、今回の問題をどうすればいいかは分かったと思う。

でも、恋愛でうまくいかない原因は、LINEや会話、誘い方といった一つひとつの問題だけにあるわけじゃない。

「頭では分かっているのに、好きな女性の前になるとできない」
「相手が変わっても、なぜか同じような失敗を繰り返す」

もし思い当たるなら、個別のテクニックより先に知っておいてほしいことがある。

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