「返信を遅らせた方がモテる」
「既読してすぐ返すと重く思われる」
そう聞いたことはないだろうか。
LINEの返信速度を操作すれば、相手の気持ちをコントロールできると思っている男がいる。
ホスト業界に関わってきた経験の中で、返信速度を計算していた男を何人も見てきた。この記事では、なぜそれが要らないのか、じゃあ実際どうすればいいのかまで書く。
返信速度で気持ちはコントロールできない
返信を遅らせると、相手が「この人、忙しいのかな」「気になる」と思う。
そう信じている男は多い。
でも、返信速度で動くのは、もともとある感情だけだ。興味を持たれていない状態で返信が遅くなっても、たいていは「返信遅いな」で終わる。
返信速度は、すでにある感情を少し揺さぶることはあっても、感情そのものを作ることはできない。
「何分後に返すか」という問い自体がずれている
返信速度で悩む男は、たいていこう考えている。
「5分は早すぎるかな」
「30分空けた方がいいかな」
「向こうが1時間空けたから、こっちも1時間か」
この考え方だと、いつまでも答えが出ない。相手も状況も毎回違うからだ。
そもそも、決めるべきは分数じゃない。
返信を遅らせるんじゃない。返信を待つだけの時間を作らない。
これだけでいい。
実際にどうするか
相手からすぐ返ってきて、自分も返せるとき
そのままテンポよく返せばいい。
相手も今LINEに集中している。ここでわざと30分空けると、せっかく続いているやり取りが切れる。
この場面で駆け引きをするのは、損でしかない。
やり取りが止まったとき
ここが本題だ。
相手からすぐ返事が来ないなら、少なくとも今この瞬間は、やり取りが続いていない。理由を想像してスマホの前で待つ必要はない。
やることがあるなら、それをする。
ここでスマホをチラチラ見ながら待っていると、どうなるか。
しばらくして来た返事に、即反応してしまう。反応すること自体は悪くない。ただ、その間ずっと、自分がやっていたのは「返事を待つこと」だけになっている。
相手は自分の用事をしている。こちらを待っているわけじゃない。
その状態が続くと、対等な関係ではなくなっていく。
またスマホを見たときに、返事が来ていたら
そのとき返せるなら、返せばいい。
用事が終わった、キリがついた、一息ついた。そのタイミングで見て返す。
これなら、意図して遅らせたわけじゃない。ただ用事をしていて遅れただけだ。
だから、本音でこう送れる。
「ごめん、今まで用事しててん」
嘘をつかなくていい。演技もいらない。実際にそうだったからだ。
「見せる」ためにやらない
ここは間違えてほしくない。
「自分の時間を持っている男に見せるため」に自分の時間を持つ。これでは意味がない。
それをやった瞬間、また相手の反応を計算していることになる。返信速度を操作するのと、やっていることは同じだ。
持っているように見せるんじゃない。本当に自分の時間を過ごす。
「今用事しててん」も同じだ。忙しい男だとアピールするために言う必要はない。会話の流れで自然なら言えばいいだけで、言わなくても構わない。
何のためにやっているかで、同じ行動が別のものになる。この話は、こちらの記事で詳しく書いている。
→ 駆け引きでモテると思っている男へ|変えるべきはテクニックじゃない
返信したときに起きたことは、会話の材料になる
返信速度は操作するものじゃない。ただ、返信した瞬間に起きたこと自体は、会話の材料になる。
本当に用事をしていて、ちょうど一息ついた瞬間にLINEが来たなら、こう言えばいい。
「めっちゃタイミング笑 今ほんまに一息ついたところでLINEきたわ笑」
タイミングが合ったという事実自体が、そのまま会話のネタになる。
僕がたまにやるのは、この使い方だ。
一息ついた10分後にLINEが来たとする。普通に考えたらタイミングは全然合っていない。それでも、あえてこう送る。
「おお、めっちゃタイミングバッチリやん笑 用事しててちょうど休憩したとこや、10分前に!」
明らかにバッチリじゃないから、相手も突っ込みやすい。
「いや全然タイミングちゃうやん笑」と返ってきたら、そのまま会話が続く。
真面目に受け取られたら、自分で回収する。
「おい、真面目に返すなって笑 タイミング全然やん。無理やり合わせにいったのに恥ずかしなるわ笑」
これは駆け引きじゃない。相手を不安にさせてもいないし、速度を操作してもいない。今起きたことを、そのまま会話に変えているだけだ。
作り話をしてまでやる必要はない
ここで、こういう疑問が出るかもしれない。
「じゃあ、ずっと待っていて、たまたま一息ついた風に装えばいいのでは」
できなくはない。でも、やめておいた方がいい。
理由は道徳的な話じゃなく、単純に維持できないからだ。
作り話は、その場で出てきた話だ。実際に体験していないから、時間が経つと忘れる。いつ話したか、どんな内容だったか、誰に話したかが曖昧になる。
後になって「あの時めっちゃタイミング良かったよな。あの時なにしてたんやっけ?」と聞かれて、答えられない。何回かやれば、辻褄が合わなくなる。
一回だけなら覚えていられるかもしれない。でも、一回作り話をして何が変わるのか。
嘘を覚えておく努力をするくらいなら、普通に自分の時間を過ごして、スマホを見て、返事をすればいい。
結果として、速度は変わる
ここまでの話を通してやると、返信速度は自然に変わる。
相手とテンポが合っているときは速くなる。自分が何かをしているときは遅くなる。
でもそれは、操作した速度じゃない。自分と相手の時間の流れから、結果として生まれた速度だ。
だから、何分後に返すかを決める必要がない。
LINEのやり取り全体をどう見るかについては、こちらの記事で詳しく書いている。
→ LINEが続かない男の原因|文面より、相手の状況を見る
余裕は、時間の使い方に出る
返信速度を計算している間、頭の中は相手のことでいっぱいになっている。
「何分後がいいか」「既読つけていいか」「この文面で重くないか」
その状態は、相手に囚われているということだ。そして、それは態度や文面のどこかに出る。
逆に、自分の生活があって、その中にLINEがある状態なら、そもそも計算する必要がない。
余裕があるように見せるんじゃなく、実際に自分の時間があるから、結果として余裕が出る。
→モテない男の特徴【LINE・会話編】5選|女性が返信したくなくなる男の共通点
まとめ
- 返信速度で感情そのものは作れない
- 決めるべきは分数じゃない。返信を待つだけの時間を作らないこと
- 相手も自分もLINEに乗っているなら、そのままテンポよく返す
- やり取りが止まったら、待たずに自分のことをする
- またスマホを見たときに返せるなら返す。それなら「用事してた」は本当のことになる
- 自分の時間を持っているように見せるんじゃない。本当に自分の時間を過ごす
- 返信した瞬間に起きたことは、そのまま会話の材料になる
- 作り話は維持できない。覚えておく努力をするくらいなら、普通に過ごす
- 結果として速度は変わる。でもそれは操作した速度じゃない
返信速度を変えても、恋愛は変わらない。
変えるべきなのは速度じゃなくて、返信を待っている間に自分が何をしているかの方だ。
駆け引きでも同じことが言える。
→ 駆け引きでモテると思っている男へ|変えるべきはテクニックじゃない
この記事を読んで、今回の問題をどうすればいいかは分かったと思う。
でも、恋愛でうまくいかない原因は、LINEや会話、誘い方といった一つひとつの問題だけにあるわけじゃない。
「頭では分かっているのに、好きな女性の前になるとできない」
「相手が変わっても、なぜか同じような失敗を繰り返す」
もし思い当たるなら、個別のテクニックより先に知っておいてほしいことがある。
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