「かわいい」で考えると分かりやすい
一番シンプルな例が「かわいい」だ。 この言葉、言い方によっていやらしくも聞こえるし、何でもない一言にもなる。関係が浅いときに、本気で言うとどうなるか
まだ普通に友達として話している段階で、本気のトーンで「かわいい」と言ったとする。 相手が、こう考えることもある。 「普通に仲良くしてたつもりやったけど、女として見られてる?」 そこから、その後のやり取りの意味が変わることがある。 食事の後に「もう少し飲みたいな、次の店行く?」と言ったとする。それまでなら何でもない誘いが、下心があるように受け取られる可能性が出てくる。 実際にそうじゃなくてもだ。じゃあ言わない方がいいのか
そうじゃない。温度を変えればいい。 本当にかわいいと思っているなら、それを嘘にする必要はない。ただ、本気のトーンで出すと重くなる。 だから僕は、子どもを見たときみたいな軽さで「かわいいー」と言うことが多かった。あるいは、こう付け足す。 「かわいいー。うそ、じゃない笑」 みたいに、自分で少し笑いに変えることもあった。 本当にかわいいと思っていること自体は否定していない。ただ、その場で真剣な告白みたいな空気にしないためだ。 そのまま別の話に移れば、必要以上に重い空気にしなくて済むこともある。 結果として、相手の中に「あれはどういう意味やったんやろ」が少し残ることはある。ただ、それを狙って設計する話じゃない。言葉を判断する4つの軸
ここから、実際に使っていた言葉を紹介する。ただ、その前に判断の軸を出しておきたい。 同じ言葉でも、この4つで意味が変わる。 ① 関係段階:今、二人がどのくらいの関係か ② 温度:本気のトーンで言うか、軽く言うか ③ タイミング:どういう流れで出すか ④ 回数:同じ言葉を何度も使っていないか 特に④は見落とされやすい。 気持ちが強く伝わる言葉ほど、多用しない方がいい。何度も同じことを言われれば、最初ほどの重みはなくなっていく。実際に使っていた言葉と、その条件
「なんでそんなに可愛いん?」
関係段階:初期でも使える 僕は初期の段階でも使っていた。ただし、真顔で言うというより、普段の会話の流れで軽く言うことが多かった。 そして、否定されたときの返しが必要になる。 「いや、そんなことないって」と返ってきたとき、真面目に議論しない。 「え、ほんまに?じゃあかわいくないってことにしとく?いや無理あるやろ笑」 くらいで、じゃれ合いのまま流す。 ここは空気を読む必要がある。照れて否定しているだけで笑いが成立しているなら、軽く返せばいい。でも本気で嫌がっている様子なら、続けない。「○○ちゃんのこと、実はタイプやねん」
関係段階:初期から、少し進んだ段階まで これも直球だが、後をどうするかで温度が変わる。 「ただ、タイプっていうのが性格のことなんか、顔のことなんか、そこまでは言わんけどな笑」 好意は伝える。でも、何がタイプなのかまで重く説明しない。 冗談が通じる空気があるなら、そのまま笑いに変えて会話を重くしない。「次は二人で会おか」
関係段階:少し進んだ段階 誘い方としてはシンプルでいい。 「次は二人で会おか。二人の方がゆっくり話せるし」 理由を軽く添えるくらいで十分だ。 相手が乗ってこなければ、押さない。まだその段階じゃなかっただけだ。「やばい、好きになってしまいそう。ってかもう好きかも」
関係段階:関係が上がって、冗談が通じるようになってから これは初期には使えない。重すぎる。 ある程度関係ができていて、こちらのことも気に入ってくれていそうで、冗談も通じる。そういう空気になってから初めて成立する。「バイバイしたばっかりやのに、もう会いたい」
関係段階:相手にも好意がありそうな段階 僕自身、相手もかなり好意を持ってくれていると感じる段階で、「今バイバイしたばっかりやのに、もう会いたい」と伝えて、そのまま「あと一瞬だけもう一回会いに行っていい?」と戻ったことがある。 こういう言葉は、関係ができているからこそ強くなる。 逆に、まだ関係が浅い相手に同じことをすれば、重く受け取られる可能性がある。同じ言葉でも、その手前にあるものが全然違う。言葉より先に見るもの
5つ紹介したが、これをコピーして言えばうまくいく、という話じゃない。 同じ言葉でも、関係段階が違えば意味が変わる。温度が違えば受け取り方が変わる。何度も使えば重みが薄れる。 そして、一番大事なことがある。 本当にそう思っていないなら、言わなくていい。 思ってもいないことを言うと、その場は流せても、後で辻褄が合わなくなる。言った本人が覚えていないからだ。 逆に、本当に思っていることなら、今の関係段階やタイミングを見ながら、どのくらいの温度で伝えるかを考えればいい。 関係が初期なら、踏み込んだことは真剣なトーンでは言わない方がいい。言うなら軽く。それだけでいい。 相手の反応をどう見るかについては、こちらの記事で詳しく書いている。 → 会話が続かない男の原因|話題を探すより、相手の答えを使うそれでも、何も言わないままでいる方がもったいない
ここまで条件を書いてきたが、勘違いしてほしくないことがある。 好意を見せるべき段階まで来ているのに、怖いから何も言わないままでいると、関係を進める機会を逃すことはある。 重く見られたくない、引かれたくない。そう思って何も言わないままだと、関係はそのままになる。 関係に合う言い方を選べばいい。軽く伝えた方がいい場面もあれば、真剣に伝えた方がいい段階もある。 やり方は一つじゃない。 関係を進めるという判断については、こちらの記事で書いている。 → 告白のタイミングでモテると思っている男へ|変えるべきはタイミングじゃないまとめ
- 同じ言葉でも、刺さるときと引かれるときがある
- 判断の軸は4つ。関係段階/温度/タイミング/回数
- 関係が浅いときに本気のトーンで言うと、その後の誘いまで意味が変わることがある
- だから言わない、ではない。温度を変えればいい
- 「かわいいー。うそ、じゃない笑」のように、嘘をつかずに自分で笑いに変える言い方もある
- 相手が否定したとき、笑いが成立しているなら軽く返す。本気で嫌がっているなら続けない
- 気持ちが強く伝わる言葉ほど、多用しない。何度も言われれば重みは薄れる
- 本当にそう思っていないなら、言わなくていい
- ただし、段階まで来ているのに怖くて何も言わないと、機会を逃すことがある
この記事を読んで、今回の問題をどうすればいいかは分かったと思う。
でも、恋愛でうまくいかない原因は、LINEや会話、誘い方といった一つひとつの問題だけにあるわけじゃない。
「頭では分かっているのに、好きな女性の前になるとできない」
「相手が変わっても、なぜか同じような失敗を繰り返す」
もし思い当たるなら、個別のテクニックより先に知っておいてほしいことがある。
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