女性の「好きなタイプ」はどこまで気にするべき?|本当の好みを知る方法

一般向け

「好きなタイプってどんな人?」

 

気になる女性がいると、これを聞きたくなる。自分が当てはまるのか知りたいからだ。

 

でも実際に聞いてみると、返ってくるのはだいたいこんな答えになる。

 

「優しい人かな」
「面白い人がいい」
「一緒にいて落ち着く人」

 

聞く前と、あまり変わっていない。

 

ホスト業界に関わってきた経験の中で、女性が語る「好きなタイプ」と、実際に選ばれる男を何度も見てきた。この記事では、本当の好みを知る聞き方と、「タイプじゃない」と言われたときの受け取り方を書く。

 

「好きなタイプは?」では、あまり分からない

 

この質問が効きにくいのには理由がある。

 

範囲が広すぎて、相手も答えを絞れないからだ。

 

「どんな人が好き?」と聞かれて、自分の恋愛観を体系的に説明できる人は少ない。だから、その場で出しやすい言葉が出てくる。優しい、面白い、落ち着く。当たり障りがなくて、誰にでも言える答えだ。

 

しかも、こういう答えだけでは、実際に誰かを好きになったときに何に惹かれたのかまでは分からない。「優しい人が好き」と言っていても、その人がどんな行動を「優しい」と感じるのかは、人によって違う。

 

だから聞き方を変える。

 

代わりに、過去の恋愛を聞く

 

僕がよく聞いていたのは、こういうことだ。

 

・今までで一番好きやった彼氏って、どんな人やったん?
・なんでその人を好きになったん?
・なんで付き合おうと思ったん?
・逆に、なんで別れたん?

 

「好きなタイプ」を聞くより、こっちの方が具体的な答えが返ってくる。

 

理由は単純で、実在する一人を思い出して答えることになるからだ。抽象的に「どんな人が好きか」を組み立てる必要がない。

 

これは会話全般で使える形でもある。「どんな映画が好き?」より「今までで一番よかった映画は?」の方が答えやすいのと同じだ。抽象的に聞くより、具体的な一人・一回・一番を思い出してもらう方が、話が出てくる。

 

そして「別れた理由」まで聞けると、好きなことだけでなくその人が嫌だったことも分かる。ここが大きい。

 

返ってきた抽象語を、もう一段掘る

 

ただ、ここでもまだ抽象的な言葉が出てくることがある。

 

「優柔不断なところが嫌で別れた」

 

ここで止めない。もう一段聞く。

 

「どういうところで優柔不断って思ったん?」

 

すると、こういう話が出てくる。

 

デートのときも食事のときも、「どこ行く?」と聞くと「任せるよ」「○○ちゃんの好きなとこ行こ」と返ってくる。それが続いて、なんとなく頼りないなと思うようになった。男やったら「俺はここ行きたいけど、どう?」くらい言ってくれたらいいのに。

 

ここまで聞くと、分かることが二つある。

 

一つは、この人自身が「男らしい」と感じる男性を好んでいるということ。本人がそう話しているなら、その人の好みとして受け取っていい。

 

もう一つが重要だ。この人にとって「男らしい」が何を指すのかが分かる。

 

「男らしい」だけでは、まだ何をすればいいか決まらない。でもこの人の場合は、毎回判断を渡されるより「ここ行ってみたいねんけど、どう?」と提案してくれる方がいい、というところまで分かっている。

 

これは「優しい人が好き」でも同じだ。

 

「何された時に、この人優しいなって思ったん?」

 

ここまで聞いて初めて、その人にとっての優しさが分かる。人によって全然違う。

 

やることは一つだ。抽象的な言葉が出てきたら、その言葉が指している具体的な場面まで聞く。

 

会話の広げ方については、こちらの記事で詳しく解説している。
→会話が続かない男の原因|話題がないことより大事なこと

 

分かった好みは、無理なくできる範囲で使う

 

ここまで聞けたとして、次に何をするか。

 

さっきの例なら、次に会うときに自分から提案してみればいい。

 

「焼肉とイタリアン、どっちがいい?」
「ここ気になってんねんけど、行かへん?」

 

これは自分を偽っていることにはならない。相手を知った結果、その人が喜びやすいことを選び、嫌がることを避けているだけだ。

 

恋愛に限った話でもない。相手がコーヒーを飲めないと知ったら、毎回コーヒー屋に連れて行かない。それと同じことだ。

 

ただし、線引きははっきりしている。

 

相手を知って行動を調整するのはいい。自分そのものを別人に作り替える必要はない。

 

好みを聞いて、無理なくできることは取り入れる。無理なことは、やらない。

 

「アウトドアが好きな人がいい」と聞いて、興味もないのにキャンプ道具を揃えるのは無理をしている。そこまでやると、続かないし、続けようとすると別のところに無理が出る。

 

「無理してるな」と思われるくらいなら、やらない方がいい。

 

「タイプじゃない」と言われても、終わりじゃない

 

ここまでと逆の話をする。

 

好みを聞いた結果、自分が当てはまらないことが分かる場合もある。あるいは、直接「タイプじゃない」と言われることもある。

 

そこで意気消沈しなくていい。

 

「タイプじゃない」が何を指しているか分からない

 

まず、その一言では情報が少なすぎる。

 

顔のことなのか、性格のことなのか、雰囲気のことなのか。どこを指して言っているのか分からない。その場の会話の流れで、深く考えずに言っている場合もある。

 

そして、「タイプじゃない人とは付き合わない」と決めている人ばかりでもない。

 

自分に置き換えると分かる

 

自分のことを考えてみてほしい。

 

顔は完全に好みというわけじゃない。でも、喋り方がかわいいなと思う。笑った顔がいいなと思う。一緒にいると楽だなと思う。

 

そういう相手のことを、好きになったことはないだろうか。

 

タイプではない。でも気になる。これは普通に起きる。

 

「タイプじゃない」は「恋愛対象にならない」と同じ意味ではない。

 

分かったことだけを、判断材料にする

 

「タイプじゃない」と言われた時点で分かったのは、これだけだ。

 

その人が挙げた好みの一部と、今の自分が一致していない。

 

それ以上のことは、まだ何も決まっていない。「だから無理だ」まで自分で判定してしまうと、そこで動きが止まる。

 

もちろん、不利ではある。でも不利と不可能は違う。

 

さらに、そこで自分から関係を崩してしまう必要もない。言われた瞬間に態度が変わったり、急に話しかけなくなったりすると、「タイプじゃない」と言われたこととは別の理由で、それまでの関係までぎこちなくなる。

 

ただし、好みの話と拒否の意思は別だ

 

ここは分けて考えないといけない。

 

雑談の流れで「タイプじゃないなー笑」と出てくるのと、「ごめん、恋愛対象としては見られない」とはっきり伝えられるのとでは、意味が違う。

 

後者は好みの話じゃなく、拒否の意思表示だ。相手が恋愛関係を望んでいないと示しているなら、その意思は尊重した方がいい。

 

この記事で書いているのは、前者の場合の話だ。

→自信がない男が恋愛で損する理由|元ホストが見てきた「自信」の正体

 

好みを「合格条件」として扱わない

 

この記事で伝えたいのは一つだ。

 

女性の「好きなタイプ」を、合格条件の一覧みたいに扱わない。

 

条件表として見ると、二つの失敗が起きる。

 

一つは、条件を満たそうとして自分を作り替えること。無理が出て続かない。

 

もう一つは、条件を満たしていないと分かった瞬間に諦めること。まだ何も決まっていないのに、自分で終わらせてしまう。

 

好みは、相手を知るための材料だ。合否を決める基準じゃない。

→モテる男の雰囲気とは|女性が「なんかいい」と感じる男の正体

 

まとめ

 

女性の好みをどう扱うかをまとめる。

 

・「好きなタイプは?」だけでは、抽象的な答えしか返ってこない
・代わりに「今までで一番好きやった彼氏はどんな人?」と聞く
・好きになった理由と、別れた理由まで聞く
・抽象語が出たら「どういうところで?」ともう一段掘る
・分かった好みは、無理なくできる範囲で取り入れる
・自分そのものを作り替える必要はない
・「タイプじゃない」は「恋愛対象にならない」ではない
・分かったのは、挙げられた好みの一部と一致していないことだけ
・ただし、はっきりした拒否の意思なら、それは尊重する

 

好みは、相手を知るための材料として使う。それ以上の意味を持たせると、動けなくなる。

 

よくある質問

 

Q. 好きなタイプを直接聞くのはダメですか?
A. ダメではない。ただ抽象的な答えが返ってくることが多く、そこから何をすればいいかまでは決まらない。「今までで一番好きやった彼氏はどんな人?」の方が、具体的な話が出てきやすい。

 

Q. 元カレの話を聞くのは気まずくないですか?
A. いきなり掘り下げると重くなる。恋愛の話が自然に出た流れで聞くのがいい。また、出てきた元カレを悪く言うのは避けた方がいい。同意してくれたとしても、印象としては残る。

 

Q. 相手の好みに合わせるのは、自分を偽ることになりませんか?
A. 無理なくできる範囲なら、偽っていることにはならない。相手が嫌がることを避け、喜びやすいことを選ぶのは、恋愛以外の人間関係でもやっていることだ。無理をして続かないことだけ、やらなければいい。

 

Q. 「タイプじゃない」と言われたら、諦めた方がいいですか?
A. 不利にはなる。ただ、その一言で分かるのは「挙げられた好みの一部と一致していない」ということだけだ。自分でも、顔が完全に好みではない相手を好きになることはある。ただし「恋愛対象としては見られない」とはっきり伝えられた場合は別で、それは好みの話ではなく拒否の意思表示だ。その場合は尊重した方がいい。

 

Q. 好みが分かっても、自分には無理な条件でした。
A. その場合は、無理に合わせなくていい。合わない部分があるまま関係が続くこともあるし、続かないこともある。最初から無理をしないと満たせない条件なら、「自分がそこまで合わせたいのか」を考えればいい。

 

この記事を読んで、今回の問題をどうすればいいかは分かったと思う。

でも、恋愛でうまくいかない原因は、LINEや会話、誘い方といった一つひとつの問題だけにあるわけじゃない。

「頭では分かっているのに、好きな女性の前になるとできない」
「相手が変わっても、なぜか同じような失敗を繰り返す」

もし思い当たるなら、個別のテクニックより先に知っておいてほしいことがある。

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