モテる男の雰囲気とは|女性が「なんかいい」と感じる男の正体

一般向け

「なんかいい人だな」と思われる男がいる。

 

特別なことをしているわけじゃない。顔が特別にいいわけでもない。でも、一緒にいると居心地がいい。また会いたいと思われる。

 

この「なんかいい」という感覚が、雰囲気だ。

 

ホスト業界に関わってきた経験の中で、雰囲気がいい男と、そうでない男の違いを何度も見てきた。雰囲気は才能ではなく、考え方と行動から出てくるものだった。

 

この記事では、雰囲気の正体を6つに分けて解説する。特に一つ目は、その場でできることまで落として書く。

 

モテる男の雰囲気① 余裕がある

 

焦っていない、慌てていない、急いでいない。

 

ただ「余裕を持て」と言われても、どうすればいいのか分からないと思う。だからここでは、余裕が一番はっきり出る場面に絞って書く。

 

会話の途中にできる、数秒の沈黙だ。

 

沈黙を怖がると、会話が尋問になる

 

女性と話し慣れていないと、会話が途切れた瞬間に「ヤバい」と感じる。

 

ヤバいと思うと、何か喋らないといけなくなる。焦っているから、頭に浮かんだ質問をそのまま出す。相手の答えを広げるより、次の質問を探すことが優先されやすくなる。

 

「映画とか好き?」
「うん、好き」
「……旅行とかは?」
「たまに行く」
「……犬とか好き?」
「うん」

 

これが続くと、相手からすれば尋問のように感じやすい。

 

ここで起きているのは、目的のすり替えだ。

 

本当の目的は、相手と楽しく過ごすこと、相手を知ること、仲良くなることだったはずだ。会話はそのための手段でしかない。

 

でも沈黙を怖がった瞬間から、「会話を途切れさせないこと」自体が目的に変わる。だから中身を考えずに質問を出す。結果として、仲良くなるどころか距離が開く。

 

問題は沈黙じゃなく、沈黙をどう判断したかだ

 

ポーカーを想像すると分かりやすい。

 

手札が悪かった瞬間に「うわ、終わった」という顔をしていたら、それだけで相手に伝わる。手札の中身より先に、その反応が情報になる。

 

会話も少し似ている。

 

数秒の沈黙ができた瞬間に「ヤバい、何か喋らな」と焦ると、その焦りのまま次の行動を決めてしまう。

 

問題は沈黙そのものじゃない。沈黙を「ヤバい」と判断した後の行動の方だ。

 

これは、ポーカーフェイスを演じろという話じゃない。焦った顔を隠すテクニックの話でもない。そもそも数秒黙ることは、失敗じゃないという話だ。

 

一回、埋めずにそのままにしてみる

 

とはいえ「沈黙は失敗じゃない」と頭で分かっても、その場になると「ヤバい」と感じてしまうことはある。慣れていないうちは当たり前だ。

 

そこでやってほしいのは、これだけだ。

 

ヤバいと感じても、その数秒を埋めずに、一回そのままにしてみる。

 

何か喋らないといけない気がしても、次の質問を探さない。そのまま数秒置いてみる。

 

やってみると分かるが、たいてい何も起きない。相手が帰ることもないし、場が壊れることもない。少しして、どちらかが普通に話し始める。

 

これを何回か経験すると、「あれ、別に何も起こらんやん」と分かってくる。そこで初めて、本当に平気になる。

 

順番は、認識を変える、実際に放置してみる、何も起きない経験をする、本当に気にならなくなる。頭で理解するだけでは、その場では出てこない。

 

次の質問を探すより、今返ってきた答えを使う

 

沈黙を怖がらなくなると、副産物がある。相手の答えをちゃんと聞けるようになる。

 

焦っているときは、相手が答えている最中に次の質問を探している。だから聞いていない。

 

「映画とか好き?」
「うん、好き」

 

ここで一瞬の間ができてもいい。慌てて「旅行は?」に飛ばなくていい。

 

「最近何見た?」でもいいし、相手が考えていそうなら少し待ってもいい。話題を横に飛ばさず、今出てきた答えから縦に伸ばす。

 

会話の広げ方については、こちらの記事で詳しく解説している。
→会話が続かない男の原因|話題がないことより大事なこと

 

最初の質問に困るなら「一番」をつける

 

それでも質問が思いつかないときに使える形がある。

 

「どんな映画が好き?」は、実は範囲が広い。アクションか恋愛か、邦画か洋画か、昔のか最近のか。候補が多すぎて、話し慣れていない相手だと「んー、何やろ」で止まることがある。

 

でも「今まで見た中で一番よかった映画は?」なら、探す対象がかなり絞られる。

 

しかも出てくる答えは、その人の中で強く記憶に残っているものになりやすい。記憶に残っているということは、その裏にエピソードがあることが多い。

 

「今までで一番よかった映画って何?」
「○○かな」
「へー、何がそんなによかったん?」
「高校のとき友達と見に行っててんけど……」

 

映画の話から、その人自身の話に入っていける。

 

使える形はいろいろある。

 

・今まで食べた中で一番うまかったものは?
・今まで行った中で一番楽しかった場所は?
・逆に、一番最悪やった旅行先は?
・今までで一番怖かった経験は?

 

好きなものだけに限らなくていい。嫌だったこと、失敗、怖かったことの方がエピソードが濃いこともある。ただし、初対面でいきなり重い話を引き出そうとするのは違う。その場の話題から自然につながる範囲で使う。

 

そして注意点が一つある。

 

「一番好きな食べ物は?」「一番好きな映画は?」「一番好きな場所は?」と連発すると、結局は一問一答に戻る。一つ答えが返ってきたら、次の「一番」を探すんじゃなく、今返ってきた答えを使う。

 

ここまでをまとめると、余裕という抽象的なものは、こう言い換えられる。

 

沈黙が来ても、次の質問を慌てて投げない。

→モテる男の特徴7選|元ホストが見てきた「選ばれ続ける男」の共通点

 

モテる男の雰囲気② 圧迫感がない

 

自分の意見を押しつけない。相手の話を否定しない。必要以上に距離を詰めない。

 

圧迫感がない男は、一緒にいて楽だ。逆に、こちらの発言に毎回強い反応が返ってくると、次から言葉を選ぶことになる。それが積み重なると、話すこと自体が負担になる。

 

これは①の話ともつながっている。沈黙を怖がって質問を連発するのも、相手からすれば圧になる。

 

選ばれる男は、相手のペースを崩さない。

 

モテる男の雰囲気③ 声と話し方が落ち着いている

 

早口になる、声が上ずる、必要以上に笑う。これらは焦りや緊張が外に出たものだ。

 

落ち着いたトーンで、詰まらないペースで話せる男は、聞いている側も落ち着く。

 

話し方は意識するだけで変わる部分もある。ただ、根本は①だ。焦っていなければ、早口にもならない。

 

モテる男の雰囲気④ 自分を飾らない

 

いい男に見せようとしない。カッコつけない。等身大でいられる。

 

飾っている男は、どこかに無理がある。その無理は、話し方や表情のズレとして表に出る。「なんか作ってるな」という違和感になりやすい。

 

等身大でいられる男といると、相手も気を張らなくてよくなる。

 

選ばれる男は、完璧を演じない。

 

モテる男の雰囲気⑤ 話した後に気持ちが上がる

 

一緒に話した後、なんとなく気持ちが前向きになっている。楽しかった、また話したいと思う。

 

話の内容より、話した後に残った気分の方が記憶に残る。

 

だから、人の悪口や愚痴が多い男は雰囲気が重くなる。その場は盛り上がっても、後に残るのは重さの方だ。

 

面白い話をしろということじゃない。話した後に相手の気分が下がっていなければ、それで十分だ。

 

モテる男の雰囲気⑥ 存在感がある

 

声が大きいわけじゃない。目立つわけでもない。でも、いると気になる。

 

この存在感は、自分の軸から出てくる。自分の価値を自分で決めている男は、外側の評価で上下しない。だから、ぶれない。

 

相手の反応が少し悪かっただけで急に態度を変えない。周りと意見が違っても、必要以上に自分を曲げない。そういう小さな「ぶれなさ」が、存在感として見えることがある。

 

選ばれる男は、主張しなくても存在感がある。

→自分の軸を持つとはどういうことか|モテる男が持っている「ブレない感覚」の正体

 

「相手は自分の鏡」とは、どういう意味か

 

6つ見てきた。共通しているのは一つだ。

 

内側の状態が外に出たものが、雰囲気だ。

 

そしてもう一つ、雰囲気には性質がある。会話では、相手が自分の鏡みたいになることがある。

 

こちらが「何か喋らな」と焦っていれば、相手も「私も何か話した方がいいんかな」と気を使いやすい。こちらがずっと敬語で距離を取っていれば、相手も距離を取りやすい。

 

逆に、数秒黙っても普通にしている人と一緒にいると、「別に黙っててもいいんや」と相手も感じやすい。

 

僕はよく行くクリーニング店で、初対面から気さくにタメ口で話しかけてくるおばちゃんに会ったことがある。人見知りの僕でも、3回目にはかなり気を使わずに話せるようになっていた。向こうが最初から壁を作っていなかったからだ。

 

だから「相手は自分の鏡」というのは、相手の気持ちが全部こちらと同じになる、という意味じゃない。自分の緊張や距離感は、会話の空気を通じて相手にも影響しやすい、という意味だ。

 

雰囲気を変えたいなら、余裕があるように見せようとするより、焦りを生んでいる判断を一つずつ変えていく方がいい。「沈黙=失敗」と考えなくなるだけでも、その後に出てくる行動は変わる。

→自信がない男が恋愛で損する理由|元ホストが見てきた「自信」の正体

 

まとめ

 

モテる男の雰囲気を6つにまとめる。

 

・余裕がある
・圧迫感がない
・声と話し方が落ち着いている
・自分を飾らない
・話した後に気持ちが上がる
・存在感がある

 

そして、余裕をその場でできる形に落とすとこうなる。

 

・沈黙は失敗じゃない
・ヤバいと感じても、その数秒を埋めずに一回そのままにしてみる
・何回か経験すると、本当に気にならなくなる
・次の質問を探すより、今返ってきた答えを使う
・質問に困るなら「一番」をつける。ただし連発しない

 

雰囲気は、生まれつきの才能じゃない。目的を「会話を途切れさせないこと」から「相手と楽しく過ごすこと」に戻すだけで、出てくるものが変わる。

 

よくある質問

 

Q. 雰囲気はどうやって変えられますか?
A. 雰囲気だけを直接変えようとするより、焦りや緊張につながっている判断を一つずつ変える。まず取り組みやすいのが、会話の沈黙を「失敗」と判断しないことだ。数秒の空白を埋めずにそのままにしてみて、何も起きない経験を重ねると、少しずつ本当に気にならなくなる。

 

Q. 余裕はどうすれば出せますか?
A. 演じようとしても、焦りは行動に出る。具体的には「沈黙が来ても、次の質問を慌てて投げない」ことから始めるといい。

 

Q. 沈黙が続くと気まずくないですか?
A. 自分が「気まずい」と感じたからといって、相手も同じように感じているとは限らない。数秒黙ったところで、たいてい何も起きない。一度そのままにしてみると分かる。

 

Q. 何を質問すればいいか分かりません。
A. 「どんな○○が好き?」で迷うなら、「今までで一番○○だったのは?」に変えてみる。範囲が絞られて相手も答えやすく、エピソードが出てくることも多い。ただし連発すると一問一答になるので、返ってきた答えから広げる。

 

Q. 圧迫感がないと、頼りなく見えませんか?
A. 圧迫感がないことと、頼りないことは別だ。自分の意見を持ちながら、相手のペースを崩さない状態が一番バランスがいい。

 

この記事を読んで、今回の問題をどうすればいいかは分かったと思う。

でも、恋愛でうまくいかない原因は、LINEや会話、誘い方といった一つひとつの問題だけにあるわけじゃない。

「頭では分かっているのに、好きな女性の前になるとできない」
「相手が変わっても、なぜか同じような失敗を繰り返す」

もし思い当たるなら、個別のテクニックより先に知っておいてほしいことがある。

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